ガジェレポ!

京都在住の中年サラリーマンブロガー。 Mac、iPhone、ゲームにアプリなどなど興味をもったガジェットの情報をなんでもレポート。

huluで「魔界転生(1981年)」を見てみる。

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漫画大好きの@gadgerepoです。こんにちわ。

そんな筆者が現在進行形でハマっている漫画の一つが、せがわ まさき作 「十〜忍法魔界転生〜」です。

作者のせがわ まさきは山田風太郎作品の漫画化を多数手掛けている方で、この人の作品は「バジリスク〜甲賀忍法帖〜」から読み始めたのですが、山田風太郎の奇想天外なストーリーと美しく圧倒的な画力に魅了され、ほぼすべての作品を読んでいます。

んで、この「十〜忍法魔界転生〜」の連載が始まった時、リアルに

「ついにきたか……!」

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となってしまいました。

沢田研二怪演!の傑作時代活劇

「魔界転生(まかいてんしょう)」といえば原作者 山田風太郎の代表作の一つであり、幾度となく映画化、OVA化、漫画化されてきた最高傑作の呼び声高い作品。期待しないわけにはいきませんw

そして思い出されるのが、天草四郎時貞を歌手 沢田研二が、柳生十兵衛光厳を千葉真一が演じた 東映版 映画「魔界転生」。1981年に公開されたこの作品、筆者がまだ小さかった頃、ゴールデン洋画劇場で放映されたのを観た記憶があり、なにか衝撃的 だった覚えがあります。

“久しぶりに見たいな〜”などと思いつつ、ある日 huluをチェックしていると……

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新着映画に「魔界転生」が!!

すばらしい!以前チェックした時は無かったので追加されたのは最近かと思うのですが、グッジョブ!!!
さっそく、想い出にひたりながら観てみました。以下、若干ネタバレありです。

良い意味で昔らしさを感じさせる映画

“エロイムエッサイム、我は求め訴えたり……。” というセリフでお馴染みのこの映画、ざっくりとあらすじを説明しますと……

寛永15年、徳川幕府のキリスト教弾圧に端を発した島原の乱は、凄惨な死闘の後、戦い­の幕を閉じた。一揆1万8千人総大将天草四郎時貞はその首をさらされたが、その夜、雷­鳴とともに閃光が走り黄泉の国から蘇る。四郎は悪魔の力を自らのものとし、怒りと憎し­みの炎でこの国を焼き尽くすために宮本武蔵、法僧院胤舜、伊賀の霧丸らの仲間を集める­。一方、全国を巡る修業の旅に出ていた柳生十兵衛は、魔人たちに挑むべく武蔵に対戦を­挑む.その頃、江戸城内では錯乱した家綱により混乱し、魔界化していく・・・山田風太­郎の世界の中でも、最も抜きん出た傑作、堂々の映画化。西洋の黒魔術+日本の忍法、か­つてないジャンルに深作欣二が挑む! (C)東映
引用:魔界転生(1981年)(予告編) - YouTube

という感じで物語は、島原の乱で打首になりながら復讐のため蘇った魔人 天草四郎と、それに立ち向かう天下の剣豪 柳生十兵衛を軸に進んでいきます。
長い原作を2時間という尺に収めるため、本来なら魔界衆の一人である天草四郎に原作の森宗意軒と由井正雪の役割を与え、魔界衆の首領を一人に絞ったのは深作欣二監督のアイデアとのこと。以降の映像化作品もそれを踏襲してラスボスを天草四郎にしていますが、それも天草四郎役の沢田研二による、妖艶な出で立ちと演技のインパクトあってこそでしょう。
それにしても驚くのが俳優さんたちの演技力。
十兵衛役の千葉真一は言うに及ばず、宮本武蔵を演じる緒形拳の圧倒的存在感、宝蔵院胤瞬役 室田日出男の狂気、柳生宗矩役の若山富三郎は素晴らしい殺陣で観るものを魅了します。
さらに特筆すべきは細川ガラシャ役の佳那晃子のおっぱい 艶のある演技。
素晴らしいの一言につきます。

そして物語の中盤、幼かった筆者に衝撃を与えたシーンがついにやってきました。
沢田研二と、伊賀の霧丸演じる真田広之のキスシーンです。
いや〜、すっかり気をぬいてたところにこのシーン、リアルにコーヒーを吹き出してしまいましたw
当時はかなり話題になったというこの場面、33年たった今でもインパクト絶大です。

さらに終盤、柳生宗矩と柳生十兵衛の親子対決、ラスボス天草四郎との決着のシーンでは業火に包まれた江戸城が戦いの舞台となるのですが、このシーン、実際に燃やしたセットの中で、スタント無しで俳優さんが演じて撮影したそうです。
う〜ん、凄まじいプロ意識。
CGバリバリの現代では考えられないですが、これがさらに俳優さんたちのモチベーションを上げて鬼気迫る演技を引き出したんでしょうね。

まとめ

原作とは設定も異なり、違う物語と言っても差し支えないようなこの映画でしたが、今見ても純粋に楽しむことができるエンターテイメントな作品でした。
オチがあっさりしすぎな気もしましたが……。
でもこの年代の作品、もっと観てみたい気がします。